異常なまでに駄作映画を愛するひと ~ マイナスの力

読書離れ


ここ最近長文を読むのが億劫になってしまい読書を少しやめていて、本を買って積む生活をしてました。その後、少しずつネットの長文が読めるようになってきたところに、興味のあるタイトルを見つけたので読んでみました。

やっぱり一つのテーマに対して本1冊というのは必要な分量だなと思うわけです。もちろん本1冊に収まらない情報も多いのですが、逆にネットの1ページなんて、食事に対する駄菓子みたいなものだと改めて実感します。とはいえまだまだ積んでる本は多いですが。

釈迦とイエス




興味のあるテーマだし面白いところもある本です、が粗も多い本でした。

釈迦やイエスに関して文献や研究から引用するところもあるものの、内容のほとんどは「と思う」「と想像する」「と推測する」「と推理する」という著者の思いだけで、なんでそう思ったのか突飛すぎてわからない点が多いです。

アマゾンのレビューにもあるように、

徐々に、自ら立てた論を後に修正や補足する箇所が多くなる印象で、書きながら自身の考えを進めて行くという(日記の様な)スタイルかもしれないが、やや冗漫〜煩瑣に感じて惜しい気がする。

日記のような随筆のような雰囲気のある本でした。

こういう書き方を見るのは初めてではありません。私は今回この著者の書籍は初見だったのですが、出版点数が異様に多い人の文体はこうなりがちです。ウィキペディアを見ると全くその通りで、なんと297冊のタイトルを確認できます。ただウィキペディアに全部載ってないくらい本を書いてる人も世の中にはいるのでもっと多いかもしれません。



あえて追加すると、こういう方の本は何十冊と読んでるうちに内容がわかってくることもあります。前にも書いた点は著者にも読者にも常識なのであえて簡素に書く、というか慣れてくると当たり前になってしまうから書かない。そのせいで、いきなりある1冊だけをピックアップしてもあまり意味が通らなくなってしまうことはよくあります。



異常なまでに駄作映画を愛するひと


「釈迦とイエス」という本に対して否定的な日記を書いてしまいましたが、もしかしたら本来はそれほど突っ込みどころの多い本ではないかもしれません。

というのは本を読む前にポンコツ映画愛護協会という名のサイトを見てしまったからかもしれません。それは2016年の現在(たぶん)手打ちのページでありながら現在進行形で更新されている稀有なサイトです。これを書いてる時点で2月14日更新のようです。

ポンコツ映画愛護協会

ようは「よくない映画」を紹介するサイトなのですが、その分量が半端ない。作品数も多いし、1ページ1ページあらすじと、その映画の何が良くないのか詳細に解説されてます。

基本的にネタバレを含むので、見たことのある映画を探してみると、何が悪かったのか言葉で説明されていて、共感できるしすっきりすることが多いのです。

それにしても映画をたくさん見ればポンコツ映画に当たる可能性もありますけれど、いったいどうしてこれだけのデータベースが出来上がるほどのモチベーションを維持できるのか不思議であります。

とにかく何ページか読むだけで世の中のあらゆるものに対する「批判精神」が湧き上がってくること間違いなしです。何かの批判をする必要があるとき、マイナスのエネルギーが欲しい時、読んでみることをおすすめします。

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