ギターのMIDI打ち込みで徹夜したくない人のメモ(リードギター編)

DTMで徹夜するほどの情熱はもうないし、DTM熱は完全に冷めてるはずなのに時々DAWを起動してしまう、そんな私によるギター打ち込みのメモ。何かの役に立つかもしれないのでブログの記事として書きとめておきます。これが初心者向き講座になったらうれしいです。

参考曲:大体このくらいのレベルの話です[utamono3.mp3]。



・1ギターに対し1~2トラックを使用する
・エディットはなるべくMIDIキーボードを用い、数値入力はできるだけ控える
・ノートオンとノートオフ・ピッチベンドを主に使って表現する
・ベンドレンジは2で固定する(変更できない音源があるため)
・ギターの構造や運指はなるべく無視する
・音源はマルチ音源やフリーのギター音源を想定する

ここでは打ち込みを簡略化するために、ギターの弦の太さの違いによる音の違いの再現、6弦の再現のために6台のシンセを用意する、開放弦の意識、厳密な運指の再現、弦の共鳴の再現、等々一切行いません。またベンドレンジは2で固定し、音程の計算を簡単にします。

音域
最高音はギターの指版によって2音程度変わる場合があります。最低音はチューニングによって2音下がりDになる場合があるが特殊な場合に限られます。またボトルネック奏法を使えばはるかに高い音を出すこともできますし、キーンというハーモニクス音を使ってかなりの高音を出せます。ちなみにギターの楽譜は実音より1オクターブ低く書かれるようです。

ギターの奏法の再現方法を重要度の高い順に示します。

ピッキング・ミュート

MIDIキーボードでほかの楽器と同じように打ち込みます。ギタリストにとってのサスティン・ディケイ
・リリースの感覚はMIDIのそれとは微妙に違うのですが、細かいことは気にせずほかの楽器に倣います。ギターは特に指定がない場合レガート気味になります。とくに同音連打の場合特別な理由がない限りレガートになります。


ビブラート
ビブラートがあるだけでずいぶんギターらしくなります。音符を打ち込んだ後重ね録りを行い、MIDIキーボードのホイールで音程をあげたり戻したりします。動かすときはリズムに合わせるわけですが、3連のリズムにしたり途中で速さを変えたりするとなおよくなります。通常音程が元の音より下がることはありません。ただチョーキングによって音程があがっているときは、下方向へのビブラートになることがあります。曲や曲の速さによりますが2泊以上伸ばすときは必ずビブラートをかけます。


ベンディング・チョーキング
ベンドアップするときは、ピッチを上げる方法と、あらかじめ下げておいたピッチを元に戻す方法の二通りの方法が考えられます。その都度やりやすい方法を選ぶといいですが、一度上げたピッチを元に戻す必要があるときはピッチを上げてから元に戻す方がよいです。ピッチベンドの変化の度合いは等速だけでなく、加速気味・減速気味といろいろ考えられますがこだわるときりがないので、なるべく数式などを使わないで、手でホイールを動かす感覚で調整するべきです。ベンドアップした状態でビブラートをかけるときももちろんあります。


ハマリング・プリング
ピッチを使い素直に打ち込みます。ピアノロールの下にあるピッチのエリアにマウスで点を打ちます。DAWのピアノロールには拡大縮小機能があるはずなのでそれも活用します。ハマリングもプリングも打ち込み的にはまったく同じものです。ピッチベンドを使わずに、1音目は強くたたき、2音目は弱くたたくという方法もあります。


スライド

ハマリング・プリングと要領は同じですが、2音以上音程が変化するとき間に半音分の変化が入ります。1音しか変化しないときはハマリング・プリングと全く同じ音になります。前ノリ気味にする場合と、後ノリ気味にする場合が考えられますが、リズムが崩れなければどちらでもOKです。


弦の移動・往復
同じ弦の別の音を弾くときはたいていゲートレート100%(ステップタイムとゲートタイムが同じ)になりますが、別の弦に移動するときは前の弦の音が切れずに残る場合があります。特に隣の弦に移動した後またもとの弦に戻る場合は顕著です。隣の弦に移る基準ですが、3~4度離れるときが多いですが2度の時もありますし、特に決まってません。ここでは運指はあまり深く考えないので、チョーキング・ハマリング・プリング・スライドなどが続くようであればマンネリを避けるためにこの奏法を使います。


ノートオンのアクセントとしてのグリッサンド
普通にノートオンするだけなら面白みがないときは、ノートオンと同時にすばやく半音単位のピッチベンドを入れます。音程が上にあがることが多いですが、その逆もあります。その直前の音が低い音ならピッチを上げ、直前の音が高い音なら下げるように入れます。若干後ノリ気味になってしまいますが、気にならないことが多いです。


ノートオフのアクセントとしてのグリッサンド
音が消えるときに、半音単位のピッチベンドを入れると変化が生まれます。音程を下げる場合が多いですが、あげるのも面白いです。

音をつなぐためのスライド・グリッサンド
ドからファの音に飛ぶときなど、ノートオフの直前にその次の音へ向かう半音単位のピッチベンドを入れると音が滑らかになります。2音移動するときも間に半音を入れることがよくあります。2つの音をつなぐように入れるのが基本ですが、逆方向のピッチベンドを入れて変化をつけることもあります。


少音符主義

早めのフレーズのときは特にノートオンの回数を減らすことを心がけます。ミファミレのように音程が上がって戻って下がるときは一度のピッキング(ノートオン)とピッチベンドだけで表現できないかどうか考えて見ます。ミファミレならベンドアップ→ダウン→プリングや、ハマリング→プリング→プリングなどが考えられます。

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