CD付 声がみるみるよくなる本

「声」について考えさせられるきっかけになった本。最初に買ったボイトレ本です。

今あらためて読むと、声に関することは本当に多岐にわたるんだなと思わせられます。

まず福島先生は高い声には否定的な方です。だから高い声を出す方法は書いていません。

また歌メインの本ではないので音程やリズムに関することも出て来ません。

じゃあ書くことあまりないんじゃないか、と思うかもしれませんがそうでもないんです。他のボイトレ本にあまり書いていないことが書いているともいえます。

まあ腹式呼吸についてはオーソドックスな内容です。もうそんなの見飽きたというひともいるかもしれません。共鳴もとても重視していて、今思うとちょっと細かすぎるんじゃないかっていうくらい詳細に書いてあります。

そして日本語の発音を正す章に続きます。例えば「あいうえお」をどう発音するかは誰かに教わったものではないので、人によって違って当たり前、意識しない方がいいという意見もあります。

でもやっぱりちゃんとできてるか確かめて修正したいと思うのが人情です。「ら」と「だ」や「さ」と「た」のように紛らわしい発音を明確にするトレーニングなんかはハマります。

あいうえおの母音と、あかさたなはまやらわといった子音はどうやって発音するものなのか、そのことはかなり詳しく書いてあってためになります。

最後の方の表現技法は、話すテンポ、間とリズム、アクセント、アーティキュレーションなど。本来奥深い世界なので、この本に書いてある内容はほんの初歩の初歩なのかもしれません。

しかし一般的な日本人でこれらを知っていて意識しているひとはとても少ないと思われるので、ちょっと意識するだけで高い効果を得られるんじゃないかと思います。とかく日本人は声に関して無頓着だからこそ、声の改善を意識するだけで高い効果を期待とも本書でも言われています。



※2012年9月20日、記事の内容を編集しました。

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