テレビゲームと文学展 in 小樽文学館

北海道にしては蒸し暑くて暑くて暑い日。半ば思いつきで小樽文学館の「テレビゲームと文学展」を見に行く事にしました。

テレビゲームと文学展という展示は、ブログHi-log 2の管理人でもある、hilow@札幌 (hilowzero)さんが関わっているらしい、ということを前々から聞いていたからです。

よく下調べもしていないけれど、小樽の街の中にあるんだろうと思って、駐車場に車を入れました。小樽駅の真ん前、というか駅の敷地内にありながら、なんと30分無料と超太っ腹な駐車場がある、と別件で小耳にはさんでいたので、そこに入れました。札幌じゃ考えられない安さですよ。

いかにも小樽って感じの街並みを眺めつつ、気温30度を表示する温度計をチラ見しつつ、文学館に来てみると、そこには駐車場があることにまずびっくり。結構な街ナカなのに。車を止めたあと記帳すれば無料でいいみたいです。

四角くて古風な建物に入り、事務所でチケットを購入。なかなか貫禄のある階段を上がって2Fにある文学館へ行くと、受付があって有料スペースに入ることができました。入って左側がテレビゲームと文学展のようです。

実はここに来るまで、文学館ってどんなところなのかよくわかりませんでした。札幌にも文学館はあるみたいですが、行ったことありません。記念館、美術館、博物館、歴史館など、はだいたい行ったことがあってイメージが沸くけれど、文学館は初めてなんでちょっと緊張しました。文学なんてまったく関係のない自分が行って大丈夫なのかな、とか。

会場の情報によると hilowさんは「協力」ということでバッチリ名前が載っています。2名記載されていて、もう一人の方はイラストの提供なのかなと思います。

まず目に付くエクスカリバー(?)、懐かしのゲーム機の展示、本棚の関連書籍などいろんなアイテムがありますが、ここのメインは壁の活字のテキストかなと感じました。

早足で読んだ限りで文章の内容をざっくり言うと、テレビゲームやテーブルトークRPGは文学の影響を受けているし、ゲーム(やゲーム的なもの)が文学に影響を与えているといったところでしょうか。ゲームの歴史を交えながら紹介されています。

もっと短く言うと「テレビゲームと文学について」ということになって、「テレビゲームと文学展」というのはすごく直接的でわかりやすいタイトルだなと思いました。

この壁のテキストが結構なボリュームです。活字が苦手で本なんて月に1冊も読まない感じの人にはちょっとつらい展示かもしれません。「文学」館でそんな心配は不要なのかもしれませんが…。

あと冷房の効いた室内とはいえ、やっぱり暑いのか、展示用のMacがウインウインうなっているのが印象的でした。液晶テレビとビデオでもよさそうなのにそうしないのはこだわりでしょうか。

常設の展示もあり、私にとってはまったくの初見です。これが意外に良くて、特に作家の手書きの筆跡が生で見られるだけでも来て良かったと思いました(特殊な趣味かもしれませんが)。こういうのはどんなに良い印刷があったり、良いウェブサイトがあったとしても、直に見るのにかないません。

伊藤整の仕事部屋を再現したスペースがあって、これもある意味で本物の写真なんかよりも、作り物の実物大の方が、ずっと伝わってくるものがあります(といっても回転書棚は当時使われていた本物みたいで、触ることもできます)。これもここに来て見ることに意味があるなと思うものでした。

全体はもちろん、テレビゲームと文学展だけでも1時間ちょっとの滞在だと時間が足りない気がするところでした。この展示のメインは壁のテキストで、書籍・グッズ類はそれを補助するようなものに私は感じました。ただのテキストなら今はウェブでどこへでも一瞬で転送できます。関連する物や棚に並べられた本をすぐその場で見て手にとることができるのはリアル展示の強みです。

だからといって何度も足を運び、並べられた本を1つずつ手にとってじっくり堪能、という活用の仕方をするのはよっぽど大好きな人じゃないとできなそうで、なかなか真似できそうにないなと思いました。

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