裁断なし・投資なしの普通スキャンで自炊生活は可能か

ある本の自炊代行業のサイトによると、自炊のための道具一式を揃えるのに10万円くらいかかるそうです。高いですね。もっと廉価な道もあるのかもしれませんが、やっぱりそれなりの負担です。

そこまでして手持ちの本を電子化したいと思ったことはありません。どちらかと言うと紙のままでいいです。裁断は嫌です。

でもちょっと自炊したいという気持ち、みなさんはありませんか? ある本を2~3冊くらいは電子化して持っておきたいとか、捨てようかどうか迷ってるとか、私的コピーで手元に置きたいとか、色々理由はあると思います。

じゃあ裁断機もScanSnapも使わない普通スキャンで自炊ってできないものでしょうか。フラットなスキャナーに本を押し付けてジーっとスキャンするやりかたです。

それはいくらなんでも無理じゃないかと言われそうですが、やってみなければわかりません。果たして、時間的、仕上がり的、やる気的に普通スキャンの自炊が成り立つのかちょっと考えてみました。

■方法

スキャンするたびにフタを閉めるのは大変なので、本以外の部分を紙で塞ぎました。もちろんボタンひとつでスキャン開始から転送・保存までやってくるソフトを入れた上で、本の部分を範囲指定しています。

あとは表紙をスキャンしたあとは表紙のカバーを外すことと、本を強めに押し付けるのを心がけるくらいで、ひたすらスキャンしてはページをめくるという行為を繰り返します。

それと暇なのでお笑い番組のDVDを見ながら作業しました。これ大事です。作業しながらスカイプするいわゆる作業イプも有効でしょう。

■時間的に

最初の44枚は手つきもおぼつかない感じで、1枚あたり27秒かかりました。4冊くらいやって慣れていくと20~23秒くらいに落ち着きました。

使用したスキャナーは旧式で、1回のスキャン&転送に10秒かかります。ということはページをめくるのに10~13秒はかかっているということになります(これは平均なので水を飲んだりDVDを取り替えたり背筋を伸ばしている時間も含みます)。

本A    本B   本C   本D   本E
画像枚数       44   93    110   112   99
作業時間(分) 20   36    38    43    38
一枚あたり秒   27.3 23.2  20.7  23.0  23.0 

だから、もし今どきのスキャナーでスピードが倍になっても、半分の時間にはなりません。3~4割減くらいでしょうか。

デジカメを使うとか、ページめくり機を発明するとか、二冊同時スキャンをするとか、なにか良いアイディアがあればまだまだ速くなりそうです。

■仕上がり的に

自分で読むためなら多少曲がっていても歪んでいても我慢できるレベルです。読めます。

見るアプリを検索したら、こういう画像を何の苦労もなく観覧できるビューアがあってびっくりします。見開きでスキャンされた本の画像を見る需要ってすでにあるんですね。

私はAndroidにはSCViewerというスキャン漫画ビューアアプリを入れています。

■やる気的に

目的の本が数冊で、お笑いのDVDのように流し見できるコンテンツがあれば、結構いけます。といっても1冊30分以上もかけてスキャンするのがありかなしかは、人によってぜんぜん違うでしょう。

■まとめ

裁断機を買ってきたり、自炊代行業者に依頼するのにはそれなりの覚悟が要りますが、ちょっとやって見るのにはこの方法がお勧めです。

このあとももうちょっといろいろ試してみたりしているので、それは別エントリにまとめました。

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