めまぐるしく状況が変わるドコモ系格安SIMの未来は

格安ドコモMVNOというジャンルがあります。スマホやタブレット用の、通信速度が100~128kbpsと低速ながら価格も千円以内という安さで使えるSIMです。

開拓者的なのは日本通信のイオン専用プランAでしたがいまはあまり人気がありません。今現在の二強ともいうべきなのは、DTIのServersMan SIM 3G 100と、IIJmio:高速モバイル/D です。

他にも何社か同じようなサービスをやっていますが、今となっては価格が微妙だったり、初期費用が高かったりしてあまり話題になりません。シェアリーについては別記事にも書いています。

■LTEにも対応しているIIJ

IIJの方はLTE対応でmicroSIMも対応、DTIの方はFOMAの普通SIMのみ、というのが一番の特徴でしょうか。どうしてもLTE端末を使いたかったり、microSIMが必要な方はIIJmioを選ぶことになります。こういう人はある意味で面倒がないかも。

IIJの方は本来は128kbps(ベストエフォート)なはずなのに、実際は150kbps以上のスピードが出ているようです。ユーザーにとっては嬉しい話ですが、公式の理論上の最高値が守られていないことが少し不気味に感じます。いつか公称値に戻るか、公称値が変更される時が来るとしたら、ひと悶着ありそうです。

■DTIは落ち込む時間も

DTIの方は100kbpsです。公式サイトで実際の速度のグラフが公開されていて、普段は90kbpsくらいをキープしています。ただ開始して1週間くらいは調子が良かったのに、最近は昼休みタイムにガクンと落ち込む現象が確認されています。

■初期費用が高い

価格はDTIがワンコインの490円。IIJは945円。契約の時に3150円の手数料を取られます。月額に対して手数料の負担が多く感じるため、サービスの乗り換えの障害になっています。

■IIJもイオン化

今までイオンSIMといえば日本通信のものをいいましたが、9月の頭くらいからIIJmioもイオンで購入できるようになりました。本州と四国のイオンから始まって、そのうち北海道や九州にも広がっていく予定みたいです。なぜ北海道や九州が遅いかというと同じイオンでも別会社だからだそうです。店頭で買えることは、ユーザーを増やすには良い戦略なんでしょうか。

■申し込み殺到のDTI

DTIの申し込みは好調らしく、公式サイトの案内ではしばらく10日待ちが続いています。ユーザーが増えているのは、昼間の通信速度の落ち込みがあまり影響していないのか、サービス開始直後の快適なイメージがそのまま維持されているからでしょうか。

■選択の難しさ

この価格でこの性能が妥当なのかどうか他に比較するものが無いことが、格安SIMを選ぶ難しさの理由の一つではないでしょうか。これらのサービスのあるべき姿がまだはっきりとしていません。

DTIのように昼間に速度が急低下したとしても、月額490円で使い放題ならありなのか、なしなのか。まだ各々で判断するしかないでしょう。

■常に変わる状況

それと、今はほんの数日でこのジャンルの状況がガラリと変わってしまう時期でもあります。突然新たな機能が追加されたり新しいプランが始まったりします。ほんの半月前まで各社のターボ(クーポン)は出揃っていなかったし、IIJがイオンで販売されるなんて予想していませんでした。DTIの昼の落ち込みも最近のことです。

SIMが届く10日後にはどんな状況になっているかわからないから、どれを選ぶのが一番合っているのかよくわからないことになってしまいます。

と書いているうちに、日本通信のイオンSIMが100kbpsから150kbpsに変更されると発表されました(10月1日からイオン専用SIMのプラン「XA」とプラン「A」のベース速度が150kbpsにアップします! | b-mobile SIM)。こんなことがしばらく続きそうです。

この記事の続き記事も書きました。

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