恐怖の眼鏡

小学生だった頃、学校の教室で先生が言ったことを未だに覚えている。

「目が悪い人は人生で100万円損をします」

今思えば色々突っ込みどころの多い指導だと思う。だってまず長い人生を考えれば100万円ぐらいの無駄や回り道があるのは仕方ないことじゃないか、むしろ100万円どころではない挫折や失敗を経験して乗り越えていくのが割と普通のことなんじゃないか、くらいの話なんだけど小学生にとって100万円という金額は大きい。

あの頃の私たちは途方もない大金を失ってしまうかもしれない可能性に震えあがった。

なぜ100万円なのかと言うと、眼鏡を1本作るのに10万円するとして人生の平均10本の眼鏡を作る必要があるから100万円というわけ。

これまたツッコミどころだらけで、 さすがに当時でも眼鏡が10万円するのはまれだった気がする。むしろ円高とか不況で今より安かったかもしれない。

今現在だったら5800円のメガネはざらにあるので人生で58000円の損ということになるんだろうか。

そもそも視力が悪くなる原因のほとんどは遺伝的なもの。遺伝的な病気のせいで恐怖心を煽られる必要がどこにあったんだろうかと、どうも腑に落ちない話だ。
画像はウィキペディアより

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aa さんのコメント...